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大腸憩室症

大腸憩室症とは

About

大腸憩室とは、大腸の壁の一部が外側に袋状に飛び出した状態です。加齢・低食物繊維食・慢性便秘などが原因で形成され、日本人の約20~30%に存在するとされています。加齢とともに有病率が上昇し、高齢者では50%以上に認められます。

多くは無症状で、健診の大腸カメラで偶然発見されることがほとんどです。しかし、憩室炎(憩室に炎症が起きて腹痛・発熱・下痢が起こる急性疾患)や憩室出血(憩室の血管が破れて大量の血便が出る合併症)を起こすことがあり、これらは緊急対応が必要です。

このような症状・場合は受診を

  • 腹痛・発熱が繰り返す(憩室炎の疑い)
  • 大量の血便が突然出た(憩室出血の疑い)
  • 大腸カメラで憩室があると言われたことがある
  • 慢性便秘がある

大腸憩室症は消化器疾患のサインとして現れることがあります。症状が続く場合や不安がある場合は、早めに専門医療機関へご相談ください。

原因・リスク因子

大腸憩室の形成には、低食物繊維食や慢性便秘による腸内圧の上昇が深く関わっています。加齢に伴い腸壁が弱くなることも原因の一つです。また、運動不足や肥満もリスク因子として知られています。

【主なポイント】

原因
大腸憩室の形成には、低食物繊維食や慢性便秘による腸内圧の上昇が深く関わっています。加齢に伴い腸壁が弱くなることも原因の一つです。また、運動不足や肥満もリスク因子として知られています。
リスク因子
欧米型の高脂肪・低食物繊維食が普及するに伴い、日本でも大腸憩室症が増加しています。特に左側結腸(S状結腸・下行結腸)に多く認められます。

診断・検査方法

検査方法
大腸カメラが確定診断に有効です。憩室の数・場所・形態・炎症の有無を直接確認できます。CT検査は憩室炎の評価に有用で、穿孔や膿瘍形成の有無を確認できます。

治療について

無症状の場合は治療不要で、食生活の改善で憩室炎の予防に努めます。憩室炎を起こした場合は抗菌薬による治療を行い、入院が必要な場合が多いです。重症例では腸管穿孔や膿瘍形成があり、手術が必要になることもあります。

無症状の場合
無症状の場合は治療不要で、食生活の改善で憩室炎の予防に努めます。憩室炎を起こした場合は抗菌薬による治療を行い、入院が必要な場合が多いです。重症例では腸管穿孔や膿瘍形成があり、手術が必要になることもあります。
憩室出血
憩室出血では内視鏡的止血処置を行いますが、難しい場合は血管造影検査により超選択的カテーテル塞栓術を行うこともあります。

予防・生活習慣

予防・生活習慣

食物繊維を多く摂る(野菜・果物・穀類)

十分な水分摂取(1日1.5~2リットル)

定期的な大腸カメラ(憩室のある方は1~2年に1回)

憩室炎を起こしやすい食品(種子類・ナッツ)を控える

便秘を解消する(運動・規則正しい生活)

過度の飲酒を避ける

大腸憩室症でお悩みの方へ

大腸憩室症の原因を確認し、適切な治療につなげることが大切です。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

憩室がある方は定期的な大腸カメラで経過を確認しましょう

症状や疾患の状態を確認し、必要に応じて適切な検査・治療をご案内します。

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