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胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍・十二指腸潰瘍とは

About

胃潰瘍とは、胃の粘膜が胃酸によって深くえぐれた(潰瘍化した)状態です。十二指腸潰瘍は同様の病変が十二指腸に起きるものです。ピロリ菌感染とNSAIDsの使用が二大原因で、除菌・薬物療法により多くの場合改善します。放置すると出血・穿孔などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。

胃潰瘍は食後1~2時間後に痛みが出やすく中高年に多いのに対し、十二指腸潰瘍は空腹時・夜間に痛みが出やすく食事で和らぐ傾向があり、比較的若年者に多いという違いがあります。

こんな症状・場合は受診を

  • 空腹時・夜間にみぞおちが痛む
  • 食後1~3時間後に痛みが出る(胃潰瘍)
  • 食事で一時的に痛みが和らぐ(十二指腸潰瘍)
  • タール便(黒い便)・吐血
  • 貧血・めまい・動悸がある
  • 鎮痛薬(ロキソニン等)を長期服用している

タール便・吐血がある場合は緊急受診が必要です。これは上部消化管出血の兆候で、早急な対応が必要です。

原因・リスク因子

最多の原因はピロリ菌感染です。次いでNSAIDs(ロキソニン・アスピリン等の鎮痛薬)の継続使用が挙げられます。そのほか、強い精神的・身体的ストレス、ステロイド薬の長期使用、喫煙やアルコールによる粘膜防御力の低下も原因となります。

【原因・リスク因子】

ピロリ菌感染
最多の原因はピロリ菌感染です。
NSAIDs
NSAIDs(ロキソニン・アスピリン等の鎮痛薬)の継続使用が挙げられます。NSAIDs関連潰瘍は60歳以上、既往歴のある患者で特にリスクが高いことが知られています。長期的なNSAIDs使用が必要な場合は、胃の保護薬(PPI)の併用が推奨されます。
その他の要因
強い精神的・身体的ストレス、ステロイド薬の長期使用、喫煙やアルコールによる粘膜防御力の低下も原因となります。

診断・検査方法

胃カメラ検査
胃カメラで潰瘍の大きさ・深さ・出血の有無を直接確認します。
重症度評価
潰瘍の深さはJohnson分類(I~Vレベル)で評価され、穿孔リスクの判定に用いられます。

治療について

ピロリ菌感染が確認された場合は除菌治療を行います。除菌成功により潰瘍の再発率が大幅に低下します。胃酸抑制薬(PPI・P-CAB)で粘膜の回復を促進し、NSAIDsが原因の場合は薬の変更・中止を検討します。

除菌治療
ピロリ菌感染が確認された場合は除菌治療を行います。除菌成功により潰瘍の再発率が大幅に低下します。
薬物療法
胃酸抑制薬(PPI・P-CAB)で粘膜の回復を促進し、NSAIDsが原因の場合は薬の変更・中止を検討します。
専門治療
出血や穿孔がある場合は、専門医療機関へご紹介します。穿孔した場合は外科的治療が必要になることもあります。

予防・生活習慣

予防・生活習慣

ピロリ菌の検査・除菌(最重要予防策)

NSAIDsを長期使用している場合は胃の保護薬を併用

アルコール・喫煙・刺激物を控える

ストレス管理・十分な睡眠

定期的な胃カメラで経過観察

ピロリ菌除菌後も年1回のカメラ検査

治療継続の重要性

症状が消失しても自己判断で薬を中止しないことが大切です。潰瘍の粘膜修復には通常4~8週間を要し、早期中止は再発につながります。

空腹時の胃痛が続くなら、胃カメラで確認を

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因を確認し、適切な治療につなげることが大切です。
気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

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